【症例報告】 新免疫療法による がん免疫療法 オリエント三鷹クリニック

肺扁平上皮癌 術後再発 当院治療8年8ヶ月で治療卒業 抗癌剤2クール併用

抗癌剤併用(2クール)

患者様は昭和23年生まれの女性で平成12年12月東京の大学病院の呼吸器外科で右肺扁平上皮癌の診断で右下葉切除術を受け、StageはⅡbと診断されました。

この時、放射線と抗癌剤の治療は受けませんでした。

患者様は52歳の平成13年3月に当院を受診し、肺扁平上皮癌の術後再発予防の目的で新免疫療法(NITC)を開始しました。

初診時、手術後3ヶ月目にも関わらず、扁平上皮癌の腫瘍マーカーであるSCCは3.6 ng/ml(基準値:1.5 ng/ml以下)と高値を示していましたが、シフラ、CEAは正常範囲内でした。

また、ICTPは5.2 ng/ml(基準値:4.5 ng/ml以下)と高値を示しておりました。

免疫能力は初診時、TNFαは1030 pg/mlと活性化しておりましたが、IFNγは5.2 IU/ml(10以上が活性化)でIL-12も7.8 pg/ml以下で非活性の状態でした。

NKT細胞比率、活性化NKT細胞比率はそれぞれ、12.6%、8.4%と高い活性値を示しましたが、NK細胞は非活性でした。

治療開始から1ヵ月後SCCが0.5 ng/mlと正常化しましたが、ICTPは5.8 ng/mlと上昇し2ヵ月後も5.9 ng/mlと上昇傾向を示しました。

しかし、3ヶ月目には5.3 ng/mlと低下し、4ヶ月目には3.3 ng/mlと正常値となりました。
以後SCCも含めて他の腫瘍マーカーも異常値を示しておりません。 

初診時、非活性状態であったTh1サイトカインのIFNγとIL-12は3ヵ月後の採血でそれぞれ5.2 IU/mlから62.9 IU/ml(10以上が活性化)、そして、7.8以下から57.4 pg/mlと著明な改善が認められています。

その後もTh1サイトカインのIFNγとIL-12は高い値を維持し続けております。

当院治療開始から4ヵ月後の平成13年7月の胸部CT検査で微小肺内転移巣が認められたため(図2-1)、都内の大学病院でタキソール80 mgを3週連続、パラプラチン1回の標準療法を平成13年7月から10月にかけて2クール受け改善が認められています。この間Th1サイトカインの抑制は認められておりません。

その後、Th1サイトカイン(IFNγとIL-12)及びNKT細胞は高い免疫能を現在まで維持しております。

また、治療開始から6年7ヶ月後の平成19年10月のCTでもみられるように平成13年7月にみられた微小肺内転移巣も消失し再発の兆候は認められておりません。

その後、当院では医薬品および食品を段階的に減らしていきました。

そして、平成21年10月の大学病院におけるCT検査で異常が見つからなかったことから、患者様とご相談の上、同年11月に当院の治療を卒業とし、今後は大学病院で半年に1回のペースでフォローアップしていくことになりました。

肺扁平上皮癌 免疫検査の推移および腫瘍マーカーの推移

肺扁平上皮癌 CT画像1
図2-1 2001年(平成13年)7月 術後再発 当院治療開始から4ヵ月後
肺扁平上皮癌 CT画像の推移2
図2-2 2002年(平成14年)6月 当院治療開始から1年4ヵ月後
肺扁平上皮癌 CT検査画像の推移3
図2-3 2007年(平成19年)10月 当院治療開始から6年7ヵ月後
肺扁平上皮癌 術後再発 当院治療8年8ヶ月で治療終了 抗癌剤2クール併用 (PDF)
仕切り
新免疫療法によるがん治療の『TOP』に戻る
新免疫療法の『治療』に戻る
新免疫療法の『症例一覧』へ戻る
仕切り
Copyright(C) 2006-2017 Orient mitaka clinic All Rights Reserved.