【症例報告】 新免疫療法によるがん免疫療法
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脳腫瘍 星状細胞腫瘍 術後に放射線治療、その後残存腫瘍の治療開始 当院治療8年間で卒業

新免疫療法単独

患者様は昭和35年生まれの男性です。

平成12年7月頃に、嘔気と左半身麻痺と意識障害が出現しで脳腫瘍と診断され、

都内の大学病院で同年9月に摘出手術を受けました。

組織診断は星状細胞腫瘍Grade2でした。

術後残存腫瘍に対して放射線治療を10月から11月にかけて50Gy照射施行されました。

星状細胞腫瘍は悪性度が高く、手術・放射線そして抗癌剤治療を受けても再発する可能性が高い脳腫瘍です。

ご本人は抗癌剤治療を拒否し新免疫療法を希望されて、平成13年3月、40歳の時に当院を受診し治療を開始しました。

初診時、脳腫瘍のマーカーと考えているICTPは正常値4.5ng/mlを超える12.1ng/mlを示しておりました。

2ヶ月後には13.1ng/mlを頂点に低下しはじめ、平成13年11月に5.5ng/mlまで低下し以後は現在まで一度も異常をきたしておりません。

この患者様の免疫能力を検討しますと、初診時のTh1サイトカインのIL-12とIFNγは手術や放射線を受けているにも関わらず、

それぞれ30.1pg/ml(7.8pg/ml以上が活性化)、25.5IU/mlと良い値を示し、

時に低下することもありますが、おおむね活性化が認められています。

また、NK及びNKT細胞とその活性も良い値を示しております。

脳腫瘍の手術後、左半身麻痺もありましたがリハビリテーションも良好な傾向を示しております。

平成16年12月のMRI検査では残存腫瘍も消失し(図2-4)、平成18年(2006年)12月のMRI(図2-5)、平成19年(2007年)のMRI(図2-6)でも残存腫瘍の消失が維持されています。

また、平成20年(2008年)6月の大学病院でのMRI検査で脳腫瘍は消失したままと診断されました。

医薬品・健康食品の減量も徐々に行い、平成20年7月にILX-K隔日で1包となりました。

順調な経過を示し会社勤めも普通に行っております。

大学病院の脳外科の担当医も残存腫瘍の消失が維持し続けていると考えているとのことです。

そして、平成21年3月当院の治療を卒業となりました。

脳腫瘍 星状細胞腫瘍 症例 免疫検査および腫瘍マーカーの推移
脳の比較CT
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