【症例報告】 新免疫療法によるがん免疫療法 オリエント三鷹クリニック

多発性骨髄腫 (Ⅰ期) 当院治療6年6ヶ月経過

新免疫療法単独

患者様は昭和27年生まれの女性で、平成13年(2001年)6月関節リウマチを疑がわれ、県立病院で精密検査を受けた結果IgG型の多発性骨髄腫のI期と診断され、治療法が確立されていないことから経過観察のみが必要となりました。

平成13年5月の時点で骨髄腫蛋白(M蛋白)を認め、尿中にもベンスジョーンズ蛋白-λ型M蛋白が認められております。

当院の初診は49歳の平成13年9月で、経過観察と骨病変の予防的意味で新免疫療法(NITC)を開始し7年目の現在、無症状の状態が続いています。

この間、多発性骨髄腫の発病所見を示す貧血もなく(Hb値が12.0g/ml以上を維持)、高カルシウム血症や腎機能障害もありません。血中IgG値も図1に示したごとく5000mg/ml以下を維持し現在は低下傾向を示しています。このことから、くすぶり型骨髄腫に分類されると推察されます。

骨病変と関連のあるICTP値(骨溶解性マーカー)は正常範囲内(基準値4.5ng以下)であります。

しかし、増骨性の腫瘍マーカーのALP及び骨型ALP値が治療開始から64ヶ月目以降2回連続で上昇しているので、年明け早々に県立病院で骨シンチ、MRI、その他の精密検査を依頼しているところです。

初診時の免疫能を見ますと破骨細胞の形成を阻害する作用を持つIFNγ値とIL-12値はそれぞれ9.0IU/ml(10以上が活性化)、7.8ng/ml以下(7.8以上が活性化)といずれも非活性値を示していました。しかし、2ヶ月目以降は良好な傾向を示しております。

多発性骨髄腫に新免疫療法(NITC)が有効かどうか不明ですが、少なくとも骨病変には有効な症例も認められている点から更に検討する必要があるのではないかと考えております。

 

多発性骨髄腫 症例 免疫検査および腫瘍マーカーの推移
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