【症例報告】 新免疫療法による がん免疫療法 オリエント三鷹クリニック

精巣癌(精巣腫瘍)肺転移 腹部大動脈傍リンパ節転移 下顎リンパ節転移 ステージⅢc 当院治療21年経過

新免疫療法(NITC)単独

この患者様は男性です。
平成7年9月にスキー場の草刈をしていた時、激しい咳込みが起こり、痰には血が混じっていました。

検査のため、いろいろな病院に回され、大学付属病院で、末期の精巣癌(睾丸腫瘍)StageⅢcと診断されました。

腫瘍マーカーのHCGの検査結果は、これ以上の測定は不可能な90万 IU/mlでした。 直ちに右睾丸の摘出手術が行なわれました。

その時、両肺、腹部大動脈傍リンパ節、下顎リンパ節に癌の転移が認められていました。

平成7年10月から3月まで、抗癌剤が通常量の5倍量まで投与され、HCGは90万 IU/ml以上(基準値1.0 mIU/ml以下)から2.3 IU/mlへと100万分の1まで低下しました。

HCGβは1.1 ng/ml(基準値0.2 ng/ml以下)でした。

肺には無数の転移が認められ、腹部大動脈傍リンパ節には鶏卵大の転移〈図-1〉が認められておりました。

この頃からブレオマイシンの副作用である肺繊維症(肺がスポンジ様になる)を合併し、呼吸困難で2回危篤状態となり、抗癌剤は中断されました。

もうこれ以上治療法がないと主治医は判断され、ご本人の希望で、平成8年4月に自主退院なさいました。

そして、私が大学病院第1外科にて新免疫療法(NITC)を開発し治療を開始してからまだ1年と経たない平成8年5月が初診でした。

当時患者様は32歳でした。

新免疫療法(NITC)単独での治療を開始すると、体調は良くなり、呼吸困難もなくなり、8ヶ月後のマーカー値は、HCGが 0.4 mIU/ml以下、HCGβサブユニットは0.1 ng/mlといずれも基準値域内となりました。

9ヶ月後の平成9年2月の画像診断でも、精巣癌の肺転移は著明に縮小あるいは消失し、鶏卵大の大きさだった腹部リンパ節も約1/3(うずら卵大)に縮小しました〈図-2〉。

7月からは、県職員に復帰し、翌年の平成10年に開かれた長野オリンピックでも職務をまっとうされ、記念に頂いたメダルを私に下さいました。

その後、平成13年までは毎月来院されていましたが、平成14年からは2ヶ月に1回へと来院回数を減らし、服薬もIL-Xを1日1回2.0gのみと減らしました。

Th1サイトカインのIFNγとIL-12が初めて測定可能となった平成9年6月(治療開始1年後)に、この方の免疫能力を測定した結果、臨床的に著効を示した如く、IFNγは64.6 IU/mlおよびIL-12も103 pg/mlと強力な免疫力を持っていたことが明らかとなりました。

この力はそれ以後も維持し続けております。 
平成17年10月秋に結婚されるとのことで、5月に精密検査をし、CT検査の結果〈図-3〉にて癌は完全消失と判断されました。そして、予定通りご結婚なされました。

平成29年(2017年)5月現在、忙しい日々を過ごしながら、再発予防を目的に、健康食品ILX-Kを1種類のみ続けられております。

精巣癌 肺転移 CT検査画像の推移
精巣癌(睾丸腫瘍) 肺転移 腹部大動脈傍リンパ節転移 下顎リンパ節転移 ステージⅢc(PDF)
Association Between Immune Status and Tumor Regression in Patients With Disseminated Seminoma Receiving Biological Response Modifier Therapy With Fungal Extracts
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